Enigmaの公式ブログを和訳しました

こんにちは。クリプト刑事です。

今回はEnigma公式ブログの記事の一つを和訳してみました。 技術的な内容というよりはEnigmaプロトコルで世界がどう変わっていくのかという内容になっています。 Enigmaチームが非常に興奮している様子が伝わってくるので、読んでいてワクワクする記事です。

和訳に誤りがありましたら、ご連絡いただければと思います。

なぜ、Enigmaのプライバシープロトコルが分散化された未来を強力なものにするのか - Enigmaについての6つの現実的なアプリケーション - そして分散化された未来を築く手助けする方法

こんにちは。Enigma($ENG)チームです。この数ヶ月の間、私たちはEnigmaのプライバシープロトコルCatalystの開発に取り組んできました。Catalystは、データドリブンの暗号通貨取引と投資のための強力なプラットフォームで、Enigmaプロトコルの最初のアプリケーションです。

先日、私たちはCatalystの最も大きなリリースを発表しました。これは、新しい取引所のサポートとデモ取引をできるようにする大きなアップグレードです。Catalystは何千もあるEnigmaプロトコル潜在的なアプリケーションのうちの1つに過ぎず、私たちはさらに多くのものを作り出すための下地作りに励んでいます。

今日は、現在急いで進めている開発についてではなく、Enigmaがそのプロトコルで作り出そうとしている分散化された未来について話そうと思います。私たちはコミュニティー、とくに新しいメンバーから次のような質問をよく受けます。「世界はなぜEnigmaを必要としているの?」その問いに対する、簡単な答えはこうです。「ブロックチェーンは壊れている、だから、私たちはそれを修復しようとしているのです。」私たちのテクノロジーは、プライバシーの問題を解決することで、真に分散化された、セキュアなアプリケーションを可能にします

説明を続けましょう。もっと重要な問いがあります。「Enigmaで私たちは何を構築すればいいの?」実は、本当に興奮を覚えるのはここなのです。もし、スケーラビリティとプライバシーというブロックチェーンが持つ2つの主要な問題を解決することができれば、100億、もしくは1000億ドルの価値を持つ、さまざまな業界の形を完全に変えてしまう機会が私たちに訪れているのです。

この重要な記事では、Catalystよりももっと重要な6つの機会について説明しようと思います。重要なことですが、私たちはパートナーとなる可能性がある人々とこうした機会についてすでに検討しています。それぞれの機会について、分散化した未来を構築するためにEnigmaプロトコルがどのように必要であるかを説明しましょう。

我々は、私たちと分散化された未来を築こうとする人々に呼びかけて、この記事を締めくくるでしょう。Enigmaプロトコルで構築しようとしているプロジェクトについてご説明しますので、どうか最後までお読みください。

ブロックチェーンの壁を打ち破る

私たちの明るい未来についてお話する前に、まずはブロックチェーンの現状について見てみましょう。ブロックチェーンは強力なテクノロジーですが、今日では実用的でなく、大規模に使用することができません。現在、ブロックチェーン上での計算は遅く、とてもコストがかかります。さらに、オンチェーンのデータは全ての人が閲覧可能です。その結果、大部分のデータは、まだオフチェーン、つまり中央集権的なデータベースの中に格納する必要があります。これは「分散アプリケーション」は実のところ真に分散化されていない、もしくは拡張ができず、機密データを扱えないので、その有用性がかなり制限されていることを意味します。

こうしたプライバシーの欠如は、フォーチュン500企業によるブロックチェーンの採用が広がることへの大きな障壁となっています。データや企業秘密を保護できないのであれば、企業はブロックチェーン技術を採用しません。ですので、「スマートエコノミー」やブロックチェーンの成功に不可欠な要素は、dAppsが匿名的にデータを分析する力なのです。

幸いにも、この問題は解決できないものではありません。EnigmaのCEOがMITに提出した論文に基づいて、Enigmaセカンドレイヤーのオフ・チェーン・ネットワークでプロトコルレベルからブロックチェーンのスケーラビリティとプライバシーの問題を解決します。これを実現する鍵は、Enigmaの「シークレットコントラクト」であり、これによってEnigmaネットワーク内のノードは、データをプライベートな状態に保ちながら、処理できるようになります。この革新的なアーキテクチャを通じて、私たちは革新的なアプリケーションを構築することができる、真に分散化されたセキュアなソリューションを構築しているのです。

しかし、私たちが重要だと分かっているのは、私たちが構築しているものだけではありません。本当に重要なのは、私たちのコミュニティやパートナーとともに実際に何を作り出すことができるかということなのです。先日、Aionとのパートナーシップを発表したことは、私たちがこのテクノロジーをさらに拡張するために力を入れていることを示しています。近い将来、さらにパートナーシップを発表することになるでしょう。

それでは、実際に私たちが何を作ることができるのでしょうか?

Enigmaプロトコルのポテンシャル

私たちは未来についてただ仮説的にお話ししているだけではありません。すでにそれを築き始めているのです。Enigmaプロトコルの最初のアプリケーションであるCatalystはすでに始まっており、使えるようになっています。私たちは、暗号通貨の金融データ​​マーケットプレイス(および重要なパートナー)を積極的に成長させています。この機会だけでも、年間の収入で数百億ドル規模の金融データの業界を破壊する可能性があります。しかし、これは始まりにすぎません。

以下では、Enigmaプロトコルの重要なユースケースをいくつか検討することにしましょう。その中で、Enigmaプロトコルは、より分散化された未来の中で世界がどのように動いていくのかを変える大きなポテンシャルを見せてくれるでしょう。これから検討する全てのユースケースにおいて、プライバシーを保護しながらデータの計算を可能にする「シークレットな」スマートコントラクトが必要となります。これは、私たちのテクノロジーが不可欠であることを意味しています。

重要なのは、以下に挙げるすべてのユースケースについて、将来的にパートナーとなるかもしれない人々とすでに話をしていることです。MITのSTEX25(業界パートナーシップに重点を置くハイポテンシャルな企業のためのアクセラレータ)などのプログラムに参加することで、私たちはこうした機会に注目しているより大きな企業に出会うことになるでしょう。

私たちはいつも、一緒に築いていきたいと思っているプロジェクトや企業と出会いたいと思っています。これらのユースケースの一つ一つがあなたにとって重要かどうかを確認してください。

個人データのデータマーケットプレイス

アドレス可能な市場価値 - 1000億ドル以上

Enigmaプロトコルの「キラーアプリ」の1つは、データのセキュアな交換を促進するために構築された分散型のデータマーケットプレイスです。そのような市場はスケーラブルである必要があり、また、機密データが共有できるようになる必要があります。そうでなければ、誰が参加するかに関係なく、ポテンシャルが非常に限られることになります。これが、Enigmaプロトコルがそのようなアプリケーションに完全に適している理由です。

最初にデータマーケットプレイスを構築する計画を発表して以来、これをどのように実装するかについて多くの提案がなされましたが、それらには限界がありました。しばしば見落とされていたのは、データエスケープの問題です。言い換えれば、個人または団体が自分のデータを一度販売すれば、データの購入者は購入したデータセットを誰かに売ることができるということです。この問題を解消する唯一の方法は、データのプライバシーを確​​保しながら計算を実行できるようにすることです。プライバシーが保護された状態で計算ができるようになることだけが、データマーケットプレイスのデータ提供者がそのデータの真の所有権を保持するやり方です。このような理由から、セキュアで分散化されたデータマーケットプレイスEnigmaプロトコルの上で動作する必要があります

この考え方は、個人データにフォーカスする近年の世界的な潮流に特に関係しています。欧州連合(EU)は、すべてのEU市民が企業によって収集された個人データにアクセスできるようにするEU一般データプライバシー規制(GDPR)という規制を通過させています。この規制が適用される範囲は、GoogleFacebookが集めているデータからどんな個人でも特定できるデータにまで及んでいます。個人が持つデータは単独では意味のあるものではありませんが、(Enigmaが可能にする)プライバシーが保護された計算によって、ユーザーが集まって自分たちのデータを収益化できるようになります。

遺伝子データの計算

アドレス可能な市場価値 - 500億ドル〜1000億ドル

現在、遺伝子解析企業は、ユーザーの遺伝子データを製薬会社に販売する市場を作り上げています。ユーザーとして、そのようなサービスの利用規約に同意すると、遺伝子配列データのすべての権利が遺伝子解析企業に譲渡されます。製薬会社は、このデータを購入して、どのゲノムが特定の疾患と相関があるかを予測します。

しかし、このアプローチは、ユーザーと製薬会社の両方にとって効果的ではないですし、改善することができるでしょう。自身の遺伝子データからキャッシュフローを得る機会がある世界においては、ユーザーはおそらく検査を受けることになるでしょう。製薬会社は、ユーザーとの間にコミュニケーションのチャネルを持たないため、患者の習慣(食事習慣、喫煙や飲酒など)を分析に取り入れることができません。セキュアな計算ができるようになれば、研究をさらに促進する金銭的インセンティブが生じるだけではなく、製薬企業が遺伝子配列をより十分に分析し、よりよい研究開発を計画できるようになるでしょう。

医療データの人工知能

アドレス可能な市場価値 - 500億ドル〜1000億ドル

現在、ヘルスケアデータ分析の分野は、データのプライバシーに関する問題があるため、参入障壁が大きいものとなっています。ほとんどの場合、機械学習のスタートアップは、患者のデータを扱うためにヘルスケアのデータ提供者との間に、長期に渡る、負担が大きな機密保持契約を結ぶ必要があります。この長期に渡る機密保持契約は、ヘルスケアデータを持つ機関が、複数の機械学習のスタートアップや研究者に金銭的な報酬と引き換えにデータセットを公開できるプライベート・スマートコントラクトに変わる可能性があります。多くの新興企業や研究者は、さまざまな医療モデルに最適な予測モデルを適合させるために競い合うようになるでしょう。

このようなあり方は、モデルと基礎データの両方がプライベートな状況で成り立つでしょう。これは、もっとも優れたスタートアップや研究者がデータに簡単にアクセスして、最も正確なモデルを得るために競争するだけでなく、遺伝子データマーケットプレイスと同様に、個人が継続的にヘルスケアデータから収益を得ることができるようにします。

与信評価・分散ローン

アドレス可能な市場価値 - 500億ドル〜1000億ドル

プロジェクトは、伝統的な銀行サービスを分散型エコシステムに移行することに取り組んでいます。現在取り組んでいるものとしては、P2P融資サービスと与信評価が挙げられます。カウンターパーティのリスクを回避するために、これらのプロジェクトには、他の分散アプリケーションに接続し、ユーザーの支出と与信履歴を更新するデータベースが必要です。

所有権を証明できる5種類のウォレットがあると想像してください。これらの5つのウォレットを使って、あなたが実際にコントロールしているウォレットを明らかにせずに、あなたが返済能力のある借り手であることを証明するにはどうすればいいですか? シークレットな取引データを取り込んで、新しい取引でブロックチェーンを継続的に更新するスマートコントラクトが必要です。また、複数の暗号化されたウォレットに基づいて動的なクレジットスコアを算出するような場合には、プライバシーが必要になります。

アイデンティティ

アドレス可能な市場価値 - 100億ドル〜500億ドル

現在の分散アイデンティティアプリケーションは、主に有効なアイデンティティブロックチェーンに格納することに重点を置いています。このアプローチは、ユーザのアイデンティティが中央集権的な法人によって検証されて、認証を行うというモデルの上で成り立つものです。このタイプのアイデンティティ検証は有用でありますが、アイデンティティデータに対して計算を行うことができないので、そのインパクトは限定的なものにとどまるでしょう。プライバシーが保護された計算ができるようにならなければ、ユーザーのグループに対して匿名化された分析を実行することはできません。そして、それを可能にするのはEnigmaなのです。

IoT - 機械データ市場

アドレス可能な市場価値 - 50億ドル〜100億ドル

IoTが登場すると、デバイスで生成されたデータを所有しているのは誰なのか、という非常に興味深い質問が出ます。誰がデバイスを所有しているかとは無関係に、データのプライバシーを危険にさらすことなく、IoTデータをコホートベースで分析できるようになれば、個人および企業は重要な機会を手にすることになるでしょう。ここには、IoTデバイスからブロックチェーンへのデータフローの完全性を保証することなど、いくつかの未解決の課題があります。Enigmaプロトコルは、あらゆるIoTデータマーケットプレイスを真にスケーラブルで、すべての当事者にとって有用なものにするために必要となるでしょう。

Enigmaで築く

これらは、Enigmaプロトコルとスマートコントラクトの多くの潜在的なアプリケーションのほんの一部に過ぎません。どのアプリケーションにも言えることですが、本当に重要なのはデータのプライバシーを保護することです。私たちと同じように、このような機会が巡ってきていることにあなたが興奮していると願っています。私たちは、たった今世界を変えるためにブロックチェーンの可能性の一端を触れ始めたところであり、Enigmaはちょうど何十年もの旅を始めたところなのです。

私たちのテクノロジーに関する詳細はホワイトペーパーでご覧いただけます。私たちのアイデアの全てにさらにアクセスできるブログ記事やメディアを公開する予定です。今後の記事では、上記のそれぞれのアプリケーションと私たちのテクノロジーがどのように適用されるかについて、より深く掘り下げていくでしょう。私たちは、もっとたくさんの人たちにEnigmaに触れてもらえることに興奮しています。また、Enigmaプロトコル潜在的なアプリケーションについてのDevconでのCEOの最近の講演も視聴することができます。

あなたがより分散化した未来を実現し、真の分散アプリケーションを構築するために私たちと活動することに興味があるのなら、ぜひお話をしてみたいです。Enigmaプロトコルの上に構築できる有望なプロジェクトと協力して進めていくことに、私たちは喜んでリソースを割くでしょう。Discord、もしくはTelegramで私達のチームに連絡してください。

興奮と多くの感謝をもって、

Enigmaチーム

MakerDAOのブログ記事を和訳してみました

はじめに

こんにちは。MKRが一向に動く気配を見せないのを見守っている泣きのミクスです。

先日MakerDAOのブログが更新され、新たな記事が投稿されました。

medium.com

お題は「DAI CDP User Stories」です。 DAIを実際の生活の中で有効に活用したユーザーの話が書かれています。 ホワイトペーパーは難解で読むのが辛かったですが、この記事は技術的な話は一切ありません。

今回はこの記事を和訳してみました。 こういうのを読むと、「あーこういうふうにして仮想通貨は私たちの生活に広がってくるんだろうなあ」というのが実感できます。

皆さんもこれを読んだあとに、DAIの活用を検討してはいかがでしょうか。 そして、ぜひMKRの購入も自己責任のもとで検討していただきたいと思います(爆)

以下、和訳です。

DAIとCDPユーザーの物語

CDPをどのように使ったらいいのか、分からないですか? DAIステーブルコインシステムは、営利目的のトレーダーと安定性を求める保有者の両者が分散型のエコシステムに参加する機会を提供します。 DAIを作成するには、EtherをMakerプラットフォームのCollaeralized Debt Position(CDP)に送ります。誰でも自分のトークンを担保としてロックし、DAIを発行することができます。

DAIステーブルコインシステムは、CDPを中心に構築され、完全に分散されたインフラストラクチャです。ユーザーは、第三者に頼ることなく、そしていかなるパーミッションもなしに、さまざまな方法でシステムに関わることができます。 MakerDAOはまさにインフラストラクチャプロバイダであり、われわれはユーザーがこのプラットフォームにさまざまユースケースを見つけることに興奮しています。

ユーザーがCDPを作成した理由は様々です。私たちは、自動車ローンを取得し返済したユーザー、住宅ローンを返済したユーザー、家計の経費に充てたユーザー、金融的な興味からDAIを借りたユーザーから興味深く説得力のある話を聞くことができました。

ここでは、ユーザーがCDPをどのように使用してきたかを紹介します。

車を買う

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District0xのチームメンバーであるPJは、長い間車が欲しいと思っていましたが、いろいろと訳あって購入を先延ばしにしてきました。彼はETHを担保にDAIを発行し、最終的に新車のローンのための米ドルを手に入れることで、夢の車を買う機会を得ました。さらにPJは、DAIについての彼の考えを明確にしています。「分散型銀行から即時融資を受けることができるのは、Cryptoエコシステムが非常に有望で刺激的なものになってきている証拠です。 DAIとCDPのセットは、まさにCryptoエコシステムのゲームチェンジャーであり、それはDAIを活用したいと思う人々のためのものなのです。」

PJの物語の全ては以下の通りです。 「私はかなりの長い間次の(中古の)車が買いたいと思っていましたが、私はいくつかの理由で1年中先延ばしにしてきました。

1)私のクレジットスコアは700以下なので、金利が高くなるだろう。
2)私は「妥協」したくなかった。私は欲しいものが欲しかったし、ふさわしい車が現れるのを待っていた。
3)私は車を買うために私のETHを売るつもりはなかった。(それは愚かな権利ではないだろうか?)

そして時は流れ、昨年の12月。私の兄と私はキッチンに座りDAIについて話していました。そのとき、私たちはETHにレバレッジをかけ、DAIを発行し、さらにETHを買うかそれをUSDに変換し、それを新しい車のローンとして使うことができると気づきました。銀行から借りて、ディーラーから高い金利と手数料を奪われてしまうのではなく、私は単純にETHの保有分の一部に対してCDPを活用し、米ドルを引き出し、現金で車を購入することができます。

そして、私は車を買いました。私は今、DAIとEtherを使ったCDPによって資金を自分で調達したBMW 335i Sport Sedanの誇りあるオーナーです。私はCryptoとさらに恋に落ち続けます。 「THX DAI」というナンバープレートを調べる必要があるかもしれません。

住宅ローンの返済

ユーザーであるMrStormLarsは教えてくれました。「私は10米ドルのときにETHを購入しました。あなたが知っているように、これは非常に利益をもたらしてくらました。Sai(そして後にDai)が立ち上げられたとき、私はETHのポジションを維持しながら住宅ローンを返済する機会を得ました。妻のために、私のCryptoの冒険から得たものは、純粋に理論的なものから現実のものへと変わりました。それはとても楽しいものでしたよ。

コーヒーカートの購入

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あるユーザーは、個人的に興味があった、楽しくちょっと変わった理由でCDPを作成しました。

ユーザーErnmkr氏は次のように話しました。「CDPからコーヒーカートを購入する約4000DAIを引き出しました!今はコーヒーマシンを見つけなければなりません。私はDAIをコーヒーの支払いとして受け入れたい!(笑)」

自動車ローンの支払い

ユーザーlatetotの話です。「私は自動車ローンを持っていて、それは4%の利息の支払いでした。もし私がそれを支払うためにETHを売却した場合、キャピタルゲインの税金がかかります。だから代わりに、CDPを使ってDAIを発行し、ローンを返済したのです。今私の金利は0.5%です。素晴らしい。」

レバレッジをかける

ここでは、CDPを作成して、レバレッジをかけてETHを追加購入する2人のユーザーがいます。彼らがそうした理由はこうです。
ユーザーklugez「私はCDPを作成しDAIを発行し、そのDAIでさらにETHを買いました。私はETHのレバレッジをかけたポジションをとるためにそうしたのです。また、ブロックチェーンから融資を受けるというアイデアはなにかSF小説のように思えたのもそうした理由の一つです。」
ユーザーsong_of_the_free「私はCDPを作成してDAIを購入し、それを使ってETHを購入しました。これを私が信じているいくつかのEthereumプロジェクトに投資しました。何セントか払って「非中央集権的な銀行」からインスタント・ローンを取得する考えは魅力的です。私はちょうどスマートコントラクトで何かをしてみたいと思っていたんですよ。」

借りる

ユーザーtarpmasterの話です。「ETHの約10%をCDPに入れました。2〜3週間前に発行したDAIの約20%でMKRトークンを買いました。MKRトークンの価格は今私が買ったときよりも35%アップしました。私は残りを今のダウントレンドでETHを買うために使いました。940ドルくらいのときでした。私は約275%の担保に供されています。DAIを作成するために、私はParityを使用しました。ですので、通常のLedger Walletアカウントを使用することができます。私はあと数ヶ月したら家を買う予定です。私は「借りている」ETHの一部を使うつもりです。私はまたCDPマネーを使って税金を支払うつもりです。私のすべての取引はBiboxで行っています。出来高は十分にあるし、とても快適です。 DAIを使用してETHを購入し、他には何も取り出さずにそれをBlockfolioに入れると良い気分です。」

こども手当の支払い

私たちは、子供の手当を支払うというようなちょっと変わった状況について議論しているユーザーの話も聞きました。出された一つの提案は、チェーン手数料を減らすためにRaidenを使用することが、DAIの分配に役立つのではないかというものでした。Daiとのチャンネルをプリロードすることにより、ユーザは、手当が分配されるたびに発生するオンチェーンの手数料を回避することができます。

おわりに

ちょっと意訳ぎみですが、こんな感じです。
みなさん、それではよいMakerライフを!

MakerDAOのMKRをホールドしていれば「億れる」理由(釣りタイトル)

こんにちは。地元のNPOが飼っているヤギに会いに行くのが日課になっている泣きのミクスです。

タイトルは釣りでも、MKRには魅力がある

今日はMKRをホールドしていれば、「億りびと」になれる理由を説明するので、皆さんバンバン買ってください。

というのは、冗談ですが、MakerDAOのホワイトペーパーに書かれている通りなら、割と底堅いトークンではないかということを説明するので、ご興味がある方はどうぞ。

MakerDAOとは?

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MakerDAOというプロジェクトはかなり壮大ですべてを説明するのは大変です。

こちらにわかりやすくこのプロジェクトの大枠が説明されているブログがあるので、MakerDAOについて知りたい方はこちらをご覧ください。

MakerDAOを一言で言うと、「真の非中央集権的な仕組みで価値安定通貨(StableCoin)の実現を目指す」と言えるでしょう。

これが実現すれば、仮想通貨が私たちの日常生活にぐっと入り込んでくる可能性が見えてきます。

MKRが底堅いと思う理由

担保資産が暴落しない限り、MKRの供給量は徐々に減っていく

Makerで発行されるDAIは基本的に1USD=1DAIにソフトにペッグされるのですが、それとは別にMKRというトークンがあります。

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このMKRには2つの役割があります。

まず、第一にホルダーがMaker内の意思決定の際に投票できる「ガバナンストークン」としての役割。

もう一つは、またDAIを償還して担保を手元に戻す際、手数料を支払うために使う「ユーティリティトークン」としての役割です。

特にユーティリティトークンとしてのMKRがここでは大事です。

DAIの発行者はETHやDGXで差し入れた担保を償還する際に、手数料を払わなければならないのですが、これはMKRでしか払えません。

しかも、支払いに使われたMKRはその後burnされます。

ですので、市場に出回っているMKRの供給量は徐々に減少していきます。
供給量が減れば、MKRの価値は高まります。

ということで、担保資産の暴落がなく、Makerが安定的に運営されている限りはMKRの価値は徐々に上昇していくことが予想されます。

もちろん、ETHが暴落したときは、先のブログに書かれているとおり、担保価値が毀損しMKRが緊急に増発されるので、MKRの価値は希釈されます。

そういうことがないように、MakerではDGXなどを担保として採用することで担保資産そのもののボラティリティを抑えるなどの取り組みをしています。

MKRの価格

MKRはbiboxやOasisDEXなどで購入できます。

2/4のbiboxでのチャートはこのようになっています。

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今のところ、イナゴタワーも形成されていないし悪くない形ですね。

ちなみに、MakerDAOは、Polychain Capitalという主にブロックチェーンのスタートアップを育てるベンチャーキャピタルから投資を受けています。

ホルダーとしてはMKRが注目されることを期待

正直、今思ったのは、Makerは仕組みが難しいし、ステーブルコインというテーマそのものがそれほど目立たないので、なかなか投資しづらい面があるかもしれません。

それならば、もっと「すげえ技術」で目を惹くプロジェクトに投資する方が手っ取り早くリターンを得られるのかもって思ってしまいます。

でも、今回のテザー疑惑で透明性の高いステーブルコインが求められていることが明らかになりました。

もし、これからMakerが安定して運営されてDAIがステーブルコインの第一人者になり、「その価値安定が真に非中央集権的に実現しているわ、すげえわ爆買いしよ」となったときにMKRトークンが注目されて値上がりする可能性は十分に考えられます。

この「中央銀行の非中央集権化」という壮大な野望の成功をホルダーは心より願っております。

MakerDAO関連リンク

ホーム: https://makerdao.com/

ホワイトペーパー: https://makerdao.com/whitepaper

DAI Explorer: https://dai.makerdao.com/

開発者用ドキュメント: https://developer.makerdao.com/dai/1/

アービトラージbot: https://github.com/makerdao/arbitrage-keeper

仮想通貨関連事業に投資する海外ファンドをまとめてみた(随時更新)

こんにちは。お元気ですか。
節分の2日前につい豆をぱくついてしまった泣きのミクスです。

今日は仮想通貨関連事業に投資しているファンドをざっとまとめてみます。

暗号通貨関連のスタートアップ

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私はスタートアップ界隈についてとても詳しいというわけではありませんが、スタートアップに投資する投資家には様々なタイプがいるようであります。

初期段階のスタートアップを育成するために少額投資するベンチャーキャピタルもありますし、スタートアップが軌道に乗って来た頃に成長を見込んで投資するファンドもあります。

また、ブロックチェーンや暗号通貨関連専門のファンドがあれば、ポートフォリオの一部にブロックチェーン企業を組み込んでいるだけのファンドもあります。

いずれにしろ、人様からお金を預かって、運用している投資のプロですから、きちんと事業内容を吟味した上で投資を行っているはずです。

将来有望な企業に投資しているはずで、詐欺まがいの企業に投資していることはないはずです。(多分)

われわれ弱小投資家としてはこうした大物投資家が選んだものから投資先を選ぶというのも一つのやり方でしょう。

下に私が調べたファンドやベンチャーキャピタルを列挙しておきます。
一応ざっと調べたものなので、抜け漏れがあると思います。
そういうときは遠慮なくご連絡いただければ、幸いです。

それでは、ばいなら。

ファンドやベンチャーキャピタルなどのリスト

Galaxy digital asset fund

BlueYard

Logos Fund

Grayscale

Polychain Capital

Pollinate Capital

Boost VC

Distributed Capital Partners

DHVC

Blockchain Capital

Andreessen Horowitz

Kindred Ventures

Abstract Ventures

HyperChain Capital

blockasset

Fenbushi Capital

Kokopelli Capital

Notation Capital

Sparkland

Y Combinator

Bitcoin Suisse AG

仮想通貨値上がり通知bot、はじめました。

こんにちは。暗闇の中ひじでメガネを破壊した、泣きのミクスです。

仮想通貨値上がりお知らせbot

タイトルの通り、仮想通貨値上がり通知botを運用し始めました。
プログラミング言語Pythonです。

データはCoinmarketcapから取得しています。

ドル建てで直近1時間で値上がり率の上位5つのコインを表示します。

フィルタリングで直近24時間の出来高が10000ドルに満たないものは除外しています。

すでに値上がりしているので、正直これを見てから買っても、時すでに遅しだと思います。

それでも、このbotは1時間に1回5つのコインをお知らせしてくれるので、「へええ〜こんなコインあったんだ」という発見があって面白いです。

一度、TrumpCoinというコインがランキングに表示され、その数時間後にPresident Trumpという別のコインが表示されたときは吹いてしまいました。

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どんだけTrump好きなんすか、みんな... 

しかも、なんだよ+300%って...

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大体草コインが表示されることが多いですが、真面目なプロジェクトの投資する価値のあるコインが表示されることもあります。

ですので、注意深く見ていると、お宝を発見できるかもしれないです。

私も日々お宝発見に精を出していきたいと思います。

これからの仮想通貨投資で有望な分野をまとめてみた

こんにちは。お元気ですか。
昨日のBTC暴落で二度トイレに駆け込んだ泣きのミクスです。(嘘です)

今日は暗号通貨・ブロックチェーン関連でこの先有望な分野を軽くまとめてみたいと思います。

分散型取引所(DEX)

仮想通貨にハマっていれば知っている方も多いとは思いますが、Decentralized Exchangeの略です。

簡単に言うと、コインチェックみたいな中央管理者の仲介なしにコインやトークンの売買を可能にしようとする試みですね。

これによって「CCがGOXして金が戻ってこねえわ...」とか「俺の取引全部当局に丸見えなんだよなあ...」ことがなくなります。

逆に、秘密鍵は自分で管理しないといけないなど自分で責任を負う範囲は広がります。

それでも「自由」な取引環境が生まれるとなれば、それは素晴らしいことでしょう。

DEX関連で有名なプロジェクトは結構たくさんあり、DEX乱立時代が予想されます。

1. AirSwap

2. Altcoin.io

3. Enigma

4. Gnosis

5. Komodo

6. KyberNetwork

7. Oasis DEX

8. Waves

9. 0x

クロスチェーン

クロスチェーンという概念は難しいのですが、一言で言うと大小様々なブロックチェーンの橋渡しをするチェーンとでも言えばよいでしょうか。

BTC、ETH、XEMなど多くの通貨が生まれるに従って、多くのブロックチェーンが乱立してきています。

それぞれのチェーンはプロトコルが違うので、例えばBTCをイーサリアムのネットワーク上で使うなどということはできません。

そんなときにブロックチェーン同士が互いにやり取りができればもっと便利です。

そこでクロスチェーン関連のプロジェクトは相互運用可能なチェーンの開発に注力しています。

1.Cosmos

2.Polkadot

3.Aion

価値安定通貨

私がトイレに駆け込んだことからもお察しの通り、ビットコインなどの暗号通貨は値動きが激しいです。

ですので、決済手段としてはなかなか使いにくいです。

こういった状況の中で法定通貨に対するレートが安定している暗号通貨が求められるようになってきています。

こうした通貨があればもっと仮想通貨がわれわれの生活に入り込んでくるでしょう。

実際にどういう仕組みで価値を安定させるかは各プロジェクトの腕の見せ所で、投資家としてそこを吟味する必要があると思います。

1.DAI

2.Boreal

3.Basecoin

4.TrueUSD

5.BitUSD

6.Havven

7.(× USDT?)

将来性豊かな分野への投資

私はすでにDAIを発行するMakerのMKRというトークンを買いましたが、他にも投資したい銘柄はたくさんあります。

今挙げたような分野だけでなく、これからどんどんと有望な分野が現れてくるでしょう。

そういったところに目をつけて、すばやく投資していきたいです。

本当はこういった投資にたくさんお金を入れていきたいのですが、botトレードのためのお金も必要なので余力が足りていないのが現状です。

よし、こうなったらマイホームを担保に入れて、暗号通貨投資するしかねえか...

これからの草コイン投資の話をしよう

はじめに

今日は草コイン投資の話をしたいと思います。 ただ、この話はあくまで私の頭の中の妄想で、利益を約束するものではありません。 言うまでもなく、草コイン投資にはコイン発行元、海外取引所などに起因する様々なリスクが伴います。 中には詐欺まがいのものもありますので、自己責任で行ってください。 そんな逃げ口上を述べた上でwww、話を進めていきたいと思います。

ポイント

株にしろ、為替にしろ、コインにしろ、トークンにしろ投資は投資です。 大体見るポイントは似ています。

1. 価格の動き

最も基本的な項目です。 投資は安く買って高く売るゲームですから、安く仕入れなければなりません。 どんなに将来有望で有名投資家が投資しているコインでも、すでに上がってしまっているコインをつかんではいけません。 例えば、当たり前ですが、こんなものをつかんでも急降下だけが待っているということです。

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それではこういうものはどうでしょうか?

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私なら避けます。

一旦手垢がついたものはもう見向きもされない可能性があるからです。 私が投資家なら(投資家なんですがwww)、まだ誰も注目していない金の玉を探そうと考えます。 もし、多くの投資家がそう考えているなら、イナゴタワーがすでに形成されたコインよりもそうでないコインの方がが値上がりする確率は高いはずです。 もちろん二度イナゴが群がった形跡のあるコインもあるにはありますが、私個人としては手垢がついたコインはスルーします。

2. 有力投資家の動き

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投資は美人投票に似ているとケインズが言ったのはあまりにも有名な話です。 ケインズは自分の好みではなく、他の投資家の好みに合うものに投資しろと言ったのです。 他人の好みに合うものを言い当てるためには、他人の言動を十分に観察しておかなければなりません。 それでは私たちは誰の動きを注視すべきでしょうか。

まずは、「有名で影響力のある人間」でしょう。 Twitter上のインフルエンサー、荒稼ぎした伝説の投機家... こういった人々の言動は常にフォローしておかなければなりません。 国内だけでなく、できれば海外にいる人間もフォローしておきたいところです。

次に、「カネで相場を動かす組織」です。 例えば、莫大な資金を持つヘッジファンドがあります。 彼らは莫大な資金で投資を行っており、自分の取引だけで価格が動くほど相場に影響力を持っています。 ですから、彼らの動きには常にアンテナを張っておかなければなりません。

前者は情報で、後者はマネーでいとも簡単に価格を動かしてしまいます。 彼らにはなるべく逆らいたくないものです。 たとえば、東京の安月給の社畜であるあなたが、田舎でぬくぬくアフィリで稼いでいるイケハヤ氏のことが嫌いであったとしても、彼の言うことは聞いておかなければなりません。

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フォロワー30人のアカウントが「イイっ!!」って言ってる銘柄よりもインフルエンサー・イケハヤ氏が買ったとツイートしたコインの方が値上がりする確率が高いのは言うまでもないでしょう。

さいごに

本当はプロジェクトの吟味の仕方にまで言及しようと思ったのですが、長引いてきたので次の記事で触れようと思います。